2011年4月19日火曜日

鶏と合席


3月の末~4月は色々とイベントがあって、ケニア各地を渡り歩いています。この土日は、ケニアウェストの大都市キスムへ行ってきました。(キスムの話は明日にでもUPします。)

もちろんマタツで、ナロクへ帰って来たわけですが・・・
今日のマタツは凄かった・・・
14人乗りのマタツに子どもや赤ちゃんをを含め28人がぎゅう詰め。
そこへスーツケースやバッグパック、はたまた鶏までが積み込まれ、日本のラッシュアワーの電車のように身動きが取れない。
隣のおばちゃんの鶏が私の目の前で袋から顔を出している。
本当にこの子たちは、どうしてこんなにおとなしいんだろうか。

小さな村々で乗客を降ろすたびに、人、荷物、鶏が降りて、そしてまた
乗り込む。5分、10分ごとにこれを繰り返すわけだから
なかなか目的地には着かない。

挙句の果てに、今日は途中の村で突然、ドライバーが
「今日はここまで。ナロクへ行くのはやめ~た。」
と言いだした。
「え!?これ、ナロク行きでしょ!?困るよ。」
と私が騒ぐと、ドライバーは代わりの車を呼んでくれると言う。
代わりの車を呼ぶくらいなら、これで行けばいいじゃないか!!
ここまでの道のりで、既にぐったりしていた私は、珍しくイライラした。

待つこと30分。

来た。なんと、マタツ(ワゴン車)ではなく、ワンボックスタイプの乗用車だ。
しかも、普段は荷物を積む後ろの部分しか空いていない。
しょうがない、鶏おばさんと一緒に、そこに乗りこむ。
驚くことに、あの小さなスペースに大人が8人も乗りこんだ。
大人も子どもも鶏も運命共同体。
小さな車にみんなぎゅう詰めで、それでもみんな陽気に笑ってる。

うーん、ケニアだ。